この物語の主人公で木で出来た男の子の人形。 活発でよく屋敷の中を歩き回って冒険をしている。 リーリエととても仲が良く、目の見えない彼女の為にいつも色々な話をしている。 プライドと虚栄心が強く大袈裟に物事を話す傾向がある。

白磁の肌を持つ美しい少女の人形。 その瞳はもう長い間、固く閉ざされたままで何も見ることはできない。その為、ツヴァイクから話を聞くことを楽しみにしている。 ツヴァイクが話す夢のような話を盲目的に信じている。

書斎に籠もっているクマのぬいぐるみ。 非常に頭が良く、書斎の本はほとんど読んでいる。 ツヴァイクは書斎を図書館と名付けているので彼のことを図書館の賢者と呼ぶ。 尊大で高飛車な言動を取るが決して書斎から出ることはない。

子供部屋にいる小さなネコの人形。 皮肉屋で乱暴なひげと優柔不断なみみ、生真面目なしっぽの３兄弟妹。それぞれひげ、みみ、しっぽが欠けている。 ツヴァイクとはよく一緒に遊んだりお話をすることが多い。 いつも積み木で作った城にいる。

お屋敷の庭に降りてくる烏（カラス）。 庭が気に入っているらしく、よく歩き回っており、お屋敷の人形達と話すことができる。光るものには目が無くどんなことをしてでも手に入れようとする。 頭の回転が早くずる賢く立ち回る。